1947-09-19 第1回国会 衆議院 隠退蔵物資等に関する特別委員会 第16号
司法大臣は三百五十トン中二百五十トンだけは縣糖連へ、他の百トン中の七十七トンは糖蜜用、シロツプ用に、他の二十三トンは全縣下の乳兒用に配給されたという報告でありました。その後において社員配給の不正があつたと言われたが、この三百五十トンは實際上確認されたものは全然ないのであります。
司法大臣は三百五十トン中二百五十トンだけは縣糖連へ、他の百トン中の七十七トンは糖蜜用、シロツプ用に、他の二十三トンは全縣下の乳兒用に配給されたという報告でありました。その後において社員配給の不正があつたと言われたが、この三百五十トンは實際上確認されたものは全然ないのであります。
ただいま一千トンの砂糖は、現物を確實に全糖連に引渡されたというお話がありましたが、引渡されたその上で計畫的に配給されたものでありますか、その點をもう一度確かめておきたいと思います。
○鈴木國務大臣 これは本件を調べますときに、檢事が一千トンははたして全糖連に引渡されたのであるかどうかということを取調べまして、全糖連靜岡縣廳等に照會をした結果確かにそういうことがあつたといふ囘答を得て、その點は解決しておるわけであります。
そこでこの砂糖を戰さが終つてブタノール製造が必要なくなつたので、どうするかということが農林省、靜岡縣廳等において問題となりました結果、とにかくこれは一般の配給に廻わすべきものであるということで、とりあえず二十年の九月十日、終戰直後、一千トンだけは全糖連の手を通じまして靜岡に運んで一般配給にあてたのであります。